そんなこんなで智主将率いる新チームがスタートする。

唯でさえ個性的なメンバーに加え慣れない作業でへろへろになる智をカバーする構図。


特にR太郎さんなんかは熱の入れ方がすごかった。


夏を超えてインカレに差し掛かるあたりでもうすでに始まっていたので記録しよう。



【べちまい】
ジモンの代が刺激的な1年目の夏を終えた矢先の出来事。
ツイッターアカウントにDMが押し寄せる。

べちまいからだ。
もう既にエスカレーターの前で待っている状態のべちまいは
あんだけ勧誘時期に毛嫌いされ冷たくされアカウントブロックされるライフセービングサークルに対し、防御のぼの字もないまま竹槍一本スタイルで質問をしてくる。

『もう始まるのか。。。』
まだ半袖短パンの次期に勧誘とかの案内する新鮮さに満ち溢れていたのを覚えている。

いったんその波は収まりアカウントも消えて
『あれは…幻だったのか。。。』

と思いかけた時だった。

再びDMで新歓参加という大きな波が押し寄せた。
その事を話したら牛久繋がりで洋介がやたらデカイ顔してたので、大介・あつきを筆頭に叩かれていた。まぁまぁと思いながら俺も脳内で思いっきりドロップキックかました。軽く7mは吹っ飛ばした。

朝霞の新歓から来てくれて、大介に『いや、ゆーて実際マジまいちゃんじゃないっすか?』と言わしめ
付属の縦のしがらみでハイネスと闘いながら、あれやこれやとマイペースに今に至る。
コマネチトマベチ!


【ナッシュ】

朝霞の波が来ていた。
まさにトマベチと同時期にエゴサを繰り返していたらもう完全こいつ将来消防士目指してるやん。
みたいな奴発見。
後のナッシュである。

TOP画のインパクトもさる事ながら
ジモン『アカウント名見ました?レスキュー命っすよ??』
一時グループラインが湧いた。

もう完全GETだろ。の方向性で準備を整える。
DMでの攻撃も、今なおたまに出る謎の謙虚さで
『まだ加入すると決めていないのに食事会なんて参加できません』
という滲み出た申し訳なさを包み込んで説得し、朝霞新歓の日を迎える。


めっちゃ体育会系爽やか筋トレ好きと誰も疑いもしないまま池袋で合流すると
今ではみんなが知る愛してやまないキャラのナッシュ。

ジモン『梅さん。ナッシュ君、なんか。なんか違いませんか?苦笑』


いや、それでも。それでも。。今も当時もナッシュはナッシュである。


【めばる】

押せ押せムードの東洋SLSCにさらに追い風が吹く。
LINE@にやったらめったら絵文字のついた新歓参加連絡が届いたのだ。

本当か?と半信半疑ながら白山ビラ配り最終日。
今日はお好み焼きだ。寒いけど終わったらアツアツ鉄板コミュニケーションだ!

とか思いながら騒いでいたその時。
初々しい女子グループに仕掛けた先発隊から『新歓に参加する子です!』
とヘルプが入る。
名前を聞くと『めばえです』と返ってきたので思わずその場で

『めばえちゃーーーーーーーーん!!!』と叫ぶ数名。

すると
『馬鹿野郎!ヒかれて来なくなったらどうすんだよ!』
と冷静な浅見さんに諭され冷却される。先輩は偉大だ。


お好み焼きの席では妹オーラを察知したのか津川さんがめばえを引っ張りロックオン。
いとこの姉(津川)が親戚の子供(めばえ)を預かってる感じに見えてウケた。

チキチキ海練Vol.1から数えてほぼ皆勤賞で参加。
『ESSの新歓クソでした』『正樹さん1人で前の席座って授業受けてました』
『乾燥ドリアンのお土産です』
など初っ端の妹キャラはどこえやら。どんどんと暴走し、いい感じの現在のポジションに。


【りくおとクサシ】

ちびまる子ちゃんで言う大野と杉山みたいなコンビ。
新歓の中日に説明を聞きに来たことからスタートし、プール練・あの暴風雨の海練に来てくれた。

あんな暴風雨の海練なのに、江のボウで入会届渡したら2人とも即決。

頼りになるというかコースアウトする心配がないというか。。。
特にこれと言って春から夏のネタエピソードはないんだけど、しいて言えば
顔合わせの時に真っ赤な顔したクサシが『自分!大丈夫っす!!』といって特に意味なく俺に肩パンされたことくらいでしょうか。。。


【しだちゃん】

時系列が異なるけど、しだちゃんは上京して『騙された…』と悲観していた。
LINE@で新歓お好み焼き参加した翌日。
サークル冊子を開けてみたら≪東洋SLSC 女子0名≫の文字に心の雨がやまなかった。

普通に考えたら、夢に見た華の東京1人暮らしの初めての新歓コンパ。
ライフセーバー男子に囲まれてお好み焼きなんて誰がするものか。

暑苦しいにも程がある。


しだは考えた。
そして、友達連れて行く作戦を敢行した。

なんとなく、集合した教室に恐る恐る入ってきた感があったので志賀をぶつけてみた。
これと言ってそんなに荒れる事もないまま新歓は終了。

そして暴風雨の海練・スプキャンにも余裕で参加し加入に至る。


その後はおなじみの、その何て言うかしだちゃんのまま突っ走る。
100m泳がせた良明を《鬼》と名付けたり、東洋SLSCのアイドルを自称したり。。。
後輩が出来た時しだちゃんがどうなるのかも見ものだ。


【ざうちゃん】

《たった1人をGETする為に朝霞に乗り込む》

当初の命題はこうだった。
その子は朝霞の男子スイマーで、どうもなんか踏ん切りがつかない様子だった。
俺、ジモン、あつき、山本先生で朝霞に乗り込んだ。

もう当時加入届の出ていた、石井まこっちゃん・ナッシュも呼んで説明会は3人でスタートするはずだった。


衝撃の瞬間は静かに訪れた。
『(え?女の子??)』

そう。ザウちゃんが来たのである。

さかのぼる事一週間。ようすけが俺にこう言ってきた。
『自分の生徒会の後輩で、ちょっと興味あるって子が居まして…』
なぜかFNS歌謡祭の時の草彅みたいなトーンだった。普通のボリュームで話せよ。笑

その出来事と一瞬でリンクした。
コナンが事件のトリックに気づいた時の音がした。


一通りの説明をサラっと終えて、二人の核心に迫る時間帯に突入。
二人の共通の要望というか思いはこうだった。

“朝霞での活動はあるのか?”


ぶっちゃけなかった。
これがゆくゆく『わくわくしてきました』だったり沼影の登録に繋がっていくのだが
営業マン梅林の悪いところ、考えるより先に舌が回っていた。

『準備しててもうすぐ作りますよ』

準備など皆無だった。笑

翌日急いで近隣や沿線のプール事情を調べて片っ端から電話して沼影を発見。
正樹教授に調査を頼んだら翌日に『登録用紙貰ってきました』と忍のスピードで事が進んでいった。

余談だが『ダウンで流れるプールが楽しい』的な理由でみんなわくわくしたがっていたが
ちゃんと泳ぎなさい。な意味で沼影を推していった。


説明会を終えて新入生は解散し、片づけをしながら振り返っていた。
『(高校時代からあんな可愛い子と過ごしていたのか)』妬み嫉みに満ち溢れ、出血するまで
唇を噛み締める瀬下と堀内。
いつもなら蚊帳の外で眺めている山本先生も、ザウちゃんの事となると燃え始めて朝霞キャンパスの草木や鳥たちがざわめいていた。(嘘)

一年経ってみたら真黒なカシマーに大変身していた。


【まっちゃん(えり)】

説明会でのエピソードは白山にも訪れた。
俺とこみたくが激ハマりしている九十九里LCの誉からLINEが来た。

『実は①日本女子大でライフの勧誘していたら、その子②東洋の3年生で、一応私達③早稲田のサークル所属なんですが東洋の事も聞きたいって…』

何個大学名出るんだよ。と思いつつもこんがらがった蜘蛛の糸を丁寧に取り除き白山の説明会に招き入れた。
丁度、暴風雨海練の前にあたる時期だったのだがルイ君含め三名。
あからさまなギャルと神宮司大先生(これは後程)が鎮座されていた。

えりちゃんはオーランにも片足突っ込んでいたのでサークル名聞いたら俺が嫌いなサークルTOP3に入るやつだったのでガッツポーズした。


えりちゃんはみんなと路線が違い、ライフセービングはもう決めたけど
早稲田でやるか東洋でやるかの2択だった。
当時は早稲田を選んだが、海インカレで感じるものがあったのか一気にギアを上げて
ついにはTKS練にも登録。
現在は鮮やかな髪色を封印し就活真っ最中である。


【神宮司大先生】

ざうちゃんに続き、このみんもかなりの抜き打ちだった。
姉ちゃんがJWCPEお疲れーだったエピソードも聞いていたのでソッコーで津川に確認した。
敢えてそういうのはライじゃない。
当時のこのみんを春宮司と名付けると

宮司は暴風雨海練にも参加だったが大幅な遅刻。
ありちんにカバーしてもらって連れてきてもらった。

ぶっちゃけた印象としては、後々聞いた帰りの電車の話とかも含めて
『ちょっと印象は厳しいのかなぁ』とほぼ諦めていた。


他の一年生が続々と加入届を提出。
唯でさえ湧いていた当時の東洋SLSC。
いつもの通り、俺とあつきはTKS練を終えてヘトヘトになりながら帰路についていた。

スマホを確認するとこのみんからメッセージが。
『姉に辛さもやりがいも聞いて』と言う何かを決意した文面に疲れも吹っ飛んで
心なしか暖かい帰り道だった。
敵なしの2人は首都高300キロくらい出てたし、あのあつきが終始しゃべりまくっていた。


見事東洋SLSC箱入りとなったこのみんはその後、数々の試練を乗り越え今に至る。
唯でさえラフに出れる房総カップのビーフラ予選でさえ
『出来るなら今すぐ帰宅して部屋の電気を全て消した状態でろうそくの灯だけ眺めていたい』
みたいな緊張の表情も忘れ難い。


【こうた】

快進撃は止まらなかった。
ツイッターDMが唐突に訪れる。

プロフ欄にはトピー綾瀬。『タカラトミーみたいだな』的な第一印象。
それがまさか野本だったとは。

確か、大介だったかジモンだったかに午後の授業終わりに約束をつけて向かわせた。
説明を終えたその週末に辰巳を抑えていたので辰巳にも向かわせる。

彼の中のスイマーの血が騒いだのだろう。
至って普通に加入していた。ソッコーでTKS練に引っ張り泳がせてみる。
もう何の心配もない。何はともあれスイマーが入った!喜びに浸るその翌日にJOの話を知って驚愕。

お前、ボナ◯ルトの新歓なんか行ってる場合じゃないだろ。笑
正直にそう思う俺。
掴みどころない彼も海インカレ以降、徐々に熱を纏っていく。


さらに驚くはこうただけでなく、田中柚までも連なっていくのである。


【柚香】

顔ぶれ揃い。もう間もなく顔合わせとなっていくそんあある日。
またしてもDMかLINE@の通知が光る。

友達に紹介されて興味があうのですが。

今でこそ学年の先頭に立ち、ピーピーキーキー言っている田中さんも実は一番遅い加入なのだ。
こうたと同じ高校、同じ部活。
つまりスイマーじゃないか!という事で、実を言うと一番神経を使う

“『泳げなくても大丈夫』ってことを分からせる為にはどうしたらいいか”

を省けたのですごーく楽だった。笑

こうたのボナ◯ルト程じゃないけど某オーランのコミュ力なかった話もあり、君もこっち派じゃないか。と思う。
恐らく、顔合わせの時にみんなと初。
初っ端がジャナサン含むメンバーとおでん食べ放題だった。

スプキャンもタイミング的に行けなかったのでソッコーでこうたと一緒にTKSに召集。


銚子LC 悠花さんとゆうか被りでーとかでイジっていたら
『梅さんちょっとそこどいて!』とかいい意味でツンツンしてきたので『おーもう慣れたかw』
と少し安心した記憶もある。

そこからは、愛してるぜ海老高が爆発的ヒットとなりお母さんも熱かったり今では女子先頭を突っ走る海老高執行は伊達じゃない。






さぁ。今年はどんな伝説が????